(しんぶん赤旗 3/8より)
劇団などへの支援要求
イベント自粛 畑野氏が質問
2020年3月8日【政治総合】
畑野君枝議員は6日、衆院文部科学委員会で、安倍晋三首相が要請したイベントの中止や自粛により、影響を受けた文化団体やフリーランスの実演家などへの経済的支援を求めました。
オーケストラや劇団では、相次ぐ公演中止により資金繰りが厳しくなり危機的な状況に陥っています。
畑野氏は「子どもたちの文化、芸術にふれあう機会を保障するため、劇団などへの支援をどのように行うか」と迫りました。萩生田光一文部科学相は「子どもたちが質の高い文化芸術に触れる機会を確保するには芸術団体の継続的な支援が重要だ」とし、「中止となった学校公演などは、事態が鎮静化した機会に再開できるよう、しっかりサポートしたい」と述べました。
フリーランスの実演家や演奏家、スポーツインストラクターなどへの経済的支援を求めた畑野氏に対し、厚生労働省の山田雅彦審議官はフリーランスや個人事業主の状況はさまざまであるとし、対応を検討し、早急に結論を出すと述べました。
畑野氏はイベントが中止や延期された場合でも文化庁は助成金を出すべきだと求めました。文化庁の今里譲次長は、「助成事業が中止された場合でも、既にかかった経費は助成金を払う。来年度に延期された場合でも、助成金を支払えるよう、繰り越し手続きを行う」と述べました。