米空母が横須賀港出港・・・・放射性廃棄物抱えたまま

【米空母が横須賀港出港】
放射性廃棄物抱えたまま
 米原子力空母ロナルド・レーガンが5日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)を出港し、東京湾入り口の浦賀水道を通過しました。
レーガンは当初、今春にインド太平洋地域への作戦航海を開始する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動禁止措置により、原子炉の定期整備で排出された放射性廃棄物を艦内に抱えたままで、出港が遅れていました。さらに、乗組員のうち少なくとも16人が新型コロナに感染しており、PCR検査や感染防止に手間取っていました。
また、通常、作戦航海前に行われる空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)も実施されていません。そうした中で出港に踏み切ったのは、南シナ海などで稼働中だった原子力空母セオドア・ルーズベルトで新型コロナの感染爆発が起こり、作戦不能になったため、「力の空白」を衝いて活動を活発化させようとしている中国をけん制する狙いが透けて見えます。
ただ、本格的な出港準備が整っていないため、レーガンは数日程度で寄港すると見られます。

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