新型コロナ 軍人ら移動制限緩和 横須賀基地 情報非公開のまま

新型コロナ 軍人ら移動制限緩和
横須賀基地 情報非公開のまま

2020年7月3日【政治総合】

 神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地は1日、新型コロナウイルス感染症による軍人・軍属などの移動制限を緩和しました。地元では「情報公開もせずに緩和を進めることは許されない」との怒りの声が上がっています。

 同基地では3月25日から軍人・軍属などを原則外出禁止としていましたが、6月に入り、横須賀、逗子、三浦の3市と葉山町への移動を許可しました。

 移動が許可されたのは、神奈川県全域(川崎市を除く)と静岡、山梨の両県です。

 米軍準機関紙「星条旗」(1日付)は、緩和は4日の独立記念日の4日間の休日が近づくなか行われ、このことで富士山や箱根、浜松城に旅行することもできるようになったと報じています。

 新型コロナ感染は在日米軍でも起きていますが、米軍が詳細を明らかにしないため、神奈川県内の日本共産党や平和団体のほか、渉外知事会(米軍基地がある都道府県で構成)や逗子市議会も情報公開を求めています。

 「原子力空母の母港化を阻止する三浦半島連絡会」の新倉泰雄事務局長は「感染者情報と感染防止対策をきちんと公開し、住民の不安を解消すべきだ」と指摘しています。

(しんぶん赤旗 2020/7/3より)

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