日本共産党神奈川県委員会と県議団は17日、安保廃棄・諸要求実現県統一促進会議とともに県庁を訪れ、黒岩祐治知事に対して、在日米軍基地の新型コロナ感染者数の公表や感染防止策の実施などを米軍に強く要請するよう申し入れました。
米軍でのコロナ感染は県内3ヵ所の基地で明らかになっていますが、詳細はほとんど公表されていません。共産党も安保廃棄もこれまでに同趣旨の申し入れをしていますが改善されず、沖縄県では米軍の感染者数が100人を超えた現状を受け、再度申し入れを行いました。
県政策局基地対策部の三森基康部長は「心配にこたえられるようにしたい」と言いつつ、「3月以降米軍からの発表が止まり、防衛省から入る情報は法規上公表できない」と述べました。
参加者は、横須賀市内では、米軍関係者の入国後の待機先として民間ホテルが利用されているものの、詳細が非公表のため県民の間に不安があると指摘。「黒岩知事にはイニシアチブを発揮してほしい」と訴えました。
(しんぶん赤旗 2020/7/22より)