PCR 米軍関係者は米出国時に
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神奈川 横須賀市長に市民団体
2020年8月13日【政治総合】
神奈川県横須賀市の「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は12日、上地克明市長宛てに、米軍関係者の米国出国時のPCR検査実施などを求める要請書を提出し、会見しました。
同市にある米海軍横須賀基地司令部は、インターネット上で同基地での新型コロナウイルス感染者数を発表しています。同日は、9日から新たに4人の陽性が確認され、同基地内での現在の陽性者数は18人としています。
会見で共同代表の呉東正彦弁護士は、応対した市基地対策課の職員は、発表した陽性者のうち同基地を母港とする原子力空母ロナルド・レーガン乗組員の可能性は否定したと説明。米軍関係者がPCR検査結果判明前に市内民間ホテルに滞在していた問題については、市の要請を受けて「なくなった」と回答したと述べました。
その上で呉東氏は、感染者情報が以前よりも出るようになったが、入国の経路や手段などの詳細情報が不明だと指摘。11月には原子力空母ロナルド・レーガンが本格帰港することも踏まえ、感染拡大防止の徹底を市として求めることの必要性を強調しました。
(しんぶん赤旗 2020/8/13より)