「授業がわからない」「友だちができない」「期末テストが心配」-。新型コロナ感染拡大のなか、不安を抱えた子どもたちの思いです。
ある中学校では、分散登校の間は登校していたのに、本格的に学校が再開してからは、一クラス40人のうち4人の生徒が不登校になっていると、中学生のお母さんから聞きました。
「給食の時間も休み時間も『しゃべらない』。土曜登校もあるし、宿題も毎日どっさり。カバンも重く登山リュックのよう」「毎日、精神的にも、肉体的にも疲れています」と訴えられました。
閉会中の国会で開催さた7月22日の衆院文科委員会で、政府の骨太方針に盛り込まれた「少人数によるきめ細かな指導体制の計画的な整備」の検討には、少人数学級が含まれるのかと質問しました。
萩生田文科大臣は「64平方メートルの部屋(教室)に40人が入る環境が、今後の感染症に耐え得るか。少人数の有効性を深掘りしたい」と答弁し、含まれることを認めました。
8月4日、文科大臣は小中学校の少人数学級について「来年度からの段階的な実施も含め検討したい」と述べました。世論と運動を広げ、子どもたちに少人数学級をプレゼントしましょう!
(しんぶん赤旗 2020/8/22より)