全員救済制度今こそ

 建設アスベスト神奈川第2陣の里示高裁での「全員勝利」判決を受けた28日夕方、原告団と支援者らは東京都千代田区で報告集会を開きました。「一人親方も勝利」「国に13連勝」「建材メーカーの責任も厳しく断罪」という画期的判決を、首都圏の他のアスベスト裁判勝利や被害者補償基金創設につなげようと決意を固め合いました。
 神奈川2陣訴訟原告団長の望月道子さんは、一審では救済の対象外とされていました。今回の「全員勝利」の判決を受け、「裁判を起こせない被害者が大勢います。裁判を起こさなくても全員が救済される制度ができるよう、原告団は頑張ります」と決意を表明。大きな拍手に包まれました。
 原告の白田宏記さんは神奈川土建の元委員長。原告の多くがすでに亡くなっていることに触れ、「勝利判決まで、どうしてこんなに時間がかかるんでしょう」と問いかけ、命の不安と恐怖におののく被害者を支えてきた組合の役割をさらに発揮すると述べました。
 遺族原告の鍵山知栄さんは、脇に亡き夫の遺影を置き発言。知栄さんの両親が「私たちが生きているうちに勝利してほしいと言っていた両親がきょうの判決を喜んでいる」と涙ながらに発言しました。
 西村隆雄弁護団長は、全国で1万5千人を超えるといわれるアスベスト被害者全員の救済に向け、「国は今こそ被害者補償基金制度実現を決断すべきだ」と強調しました。
 はたの君枝衆院議員が参加し、判決前の支援集会で激励のあいさつをしました。

(しんぶん赤旗 2020/8/29より)

 

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