日本共産党の、はたの君枝衆院議員は23日、神奈川県と藤沢、鎌倉の両市がJR東海道線の大船-藤沢間に建設を検討している村岡新駅の予定地を県議団、両市議団、住民とともに調査しました。
村岡新駅は周辺の再開発と一体に検討されています。
大船-藤沢間はわずか4.6キロメートルで乗車時間は4分間しかありません。住民からは駅だけで180億円、総事業費300億円~40O億円もの費用を県が3割、残りを藤沢、鎌倉の両市が半額ずつ負担することに疑問の声が上がっていますが、今年度中に結論が出る可能性があります。
参加者は新駅建設予定地、再開発予定地を歩きました。湘南モノレールの湘南深沢駅までは約1キロメートルあり、乗り換えには不便だとの声が上がりました。
新駅の目の前にある武田薬品の湘南研究所を開放した施設「湘南ヘルスイノペーションパーク」までは屋根つきの専用通路建股が予定されています。「住民のための駅ではなく ″武田新駅”だ」との感想が出されました。
はたの氏と党議員団は「新型コロナ禍のもと、このような駅建設に税金を使うべきではない」「新駅設置ではなく住民の暮らしを直接支援する税金の使い方へと改めるべきだ」と語り合いました。
(しんぶん赤旗 2020/9/1より)