「私たちの町にカジノはいらない」-横浜市(林文子市長)がIR(カジノを中核とする統合型リゾート)誘致を進める中で、4日からその是非を問う住民投票条例制定を求める直接謂求署名が始まりました。フル回転で活動する住民団体に次々と署名が寄せられています。
「カジノの是非を決める する高齢者もいました。横浜市民の会」の4日の桜木町駅前での宣伝では、「カジノは反対」と友人を待たせて署名する学生や、バスに乗る前に急いで署名野党も共闘最初に署名した磯子区の女性(81)は「カジノは反対です。横浜の雰囲気を変えたくありません。お金よりも住環境を守ってほしいです」と話します。
″ハマつ子″だという中区の女性(69)は「カジノは″遊び″ではすまない。依存症や教育への影響、何より街の雰囲気が壊される。市長は何を考えているのでしょうか?」と語りました。
磯子区の女性(59)は「カジノで経済を回そうという考え方が間違っている。それより一人ひとりを豊かにする政策をとる方が建設的だと思います」と強い口調で話しました。
4日夜の集会には日本共産党の、はたの君枝衆院議員、立憲民主党の篠原豪衆院議員、社民党、新社会党のメンバーも参加。はたの氏が「圧倒的世論の力で署名を成功させるために頑張る。破綻しているカジノ事業に決着をつけよう」と呼びかけると「いいぞ」の声
が起こりました。
子のために
「カジノ誘致反対横浜連絡会」の6日の宣伝にはメンバー25人が参加し、署名集め。
署名した中区の女性(68)は「子どもたちのためにカジノに反対。林市長が誘致を勝手に進めていることに憤りがある。住民投票は絶対やるべきです」と話しました。
西区の藤澤立子さん(71)は「カジノ事業者(ラスベガスーザンス)が撤退したときに誘致もやめるべきだった。自分たちの孫に賭博という負の遺産を残したくない」と力を込めました。
(しんぶん赤旗 2020/9/8より)