神奈川県議会第3回定例会で14日、日本共産党の君嶋ちか子県議が代表質問を行いまし
た。
君嶋氏はPCR検査について、行政検査の対象を広げ、医療施設や高齢者施設などは感染者がいない場合でも検査を実施することを求めました。黒岩祐治知事は「クラスターが発生したら、同じ地域の同種の施設で、感染者がいなくても必要に応じて検査を行っていく」と答弁しました。
君嶋氏は、コロナ禍で生活福祉資金の申請が、昨年度一年間で202件だったのに対し、今年度4月から7月までで5万1560件と急増していると指摘。貸し付けではなく、給付金制度などの方策も探るべきだと求めました。黒岩知事は「貸付期間の延長や、償還免除の対象者の拡大など、生活福祉資金制度の充実や財源確保について国に要望していく」と述べました。
君嶋氏は、「県から国に対して特別支援学校の設置基準の策定を求めるべきだ」とただすとともに、県の特別支援学校整備計画の作成を促しました。桐谷次郎教育長は「整備計画の取りまとめは来年度の早い時期を想定してきたが、国の動向を見て、改めてスケジュールを立てたい」と答弁しました。
(しんぶん赤旗 2020/9/18より)