図面にタンク不記載 作業員落下死横浜市の責任追及

 横浜市金沢区の旧米軍施設「小柴貯油施設跡地」で作業員が地下タンクに落下し死亡した事故で、市が工事業者に示した作業現場の図面に事故が起きた地下タンクの位置が記載されていないことがわかりました。25日の市議会決算特別委員会の日本共産党・古谷靖彦市議の質問でわかったもの。
 古谷氏は、市担当者と工事業者が工事前に現場で打ち合わせした時に使われた作業現場の図面を事前に入手し、質問。図面には今回事故が起きた地下夕ンクが記載されておらず、また現場では目視でも地下タンクが全く見えない状態であったことを指摘し、「市は地下タンクの位置や危険性を認識していたのか」と市環境創造局の小林正幸局長にただしました。
 小林氏は、「市の担当部局は地下タンクの位置を認識していた」としながらも、業者との打ち合わせでは地下タンクが記載されていない図面を使用したと説明。そのうえで「担当者がどのように地下タンクのある位置や危険性を業者に伝えていたかについては、現在警察で捜査しているので回答を控える」と答えるにとどまりました。
 古谷議員は、「打ち合わせの際に市が業者に危険性を伝える資料を示さなかったことは大きな問題だ」と強調。「警察任せではなく市が主導して調査、検証するべきだ」「工事責任者として市が責任をとるべきだ」と求めました。
 事故は8月25日に発生。男性作業員が、建設残土を仮置きする作業中、直径約45メートル、深さ約30メートルの地下タンクに重機ごと落下し、死亡しました。

(しんぶん赤旗 2020/9/30より)

 

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