明日をひらく 衆院比例候補
南関東(定数22)神奈川10区重複 はたの君枝候補(63)
2020年10月10日【3面】
教育無償化を政権交代で
「教育なら、はたのさんだ」。衆院3期目を目指し、安倍晋三前首相や歴代文部科学相と論戦し、数々の重要答弁を引き出してきた実績に期待がかかります。
1998年の参院選での初当選以来求めてきた少人数学級は、コロナ危機の中で「子どもの学びとケア、安全の保障に必要だ」との認識が広がり、全国知事会や全国の小・中・高・特別支援学校の4校長会などが政府に要望。いまや国民的要求です。7月には萩生田光一文科相に「少人数の有効性も深堀りしたい」と答弁(22日の衆院文科委)させ、大きく前進しています。
家庭や学校の実態を無視した安倍首相による今年2月の「全国一斉休校要請」に対しては、全国の悲痛な叫びを受け止め批判を行う一方で、世帯やアルバイトの収入が激減した学生への緊急支援給付金を政府につくらせ、さらなる拡充を要求しています。
新自由主義路線にも「待った」をかけてきました。教育の機会均等に反する大学入試への民間英語試験の導入は高校生はじめ市民と野党の共闘で中止に追い込みました。求めてきた要保護世帯の小中学生への入学準備金(就学援助)の前倒し支給は、全国の自治体に広がっています。高額の大学学費を学生と家庭に強いる「受益者負担」論に対し、国際人権規約に基づく高等教育無償化を求め、学生の運動を励ましています。
「実態を踏まえ、科学に根差した要求は必ず広がり、政治を変える」。政権交代と新しい政治を切り開く自信と気概が笑顔からあふれます。
はたの・きみえ 神奈川県川崎市生まれ。横浜国立大卒。教員を経て、参院議員1期、衆院議員2期。文部科学委員会所属。
(しんぶん赤旗 2020/10/10より)