現場から 首相ひざ元で広がる共感 カジノも菅政権も「ノー」
横浜市南区 荒木市議と支部
2020年11月2日【選挙特集】
菅義偉首相の選挙区(神奈川2区)の横浜市南区で、日本共産党は総選挙での政権交代、野党連合政権樹立を求める活動、4日が期限のカジノを中核とする統合型リゾート(IR)の是非を問う住民投票を求める署名活動に取り組んでいます。
「署名」最終盤の10月27日午後、同区選出の荒木由美子市議は党支部のメンバーとともに市営住宅近辺を訪問しました。
初対面の女性はすぐに署名し「菅さんは悪くないと思っていたけどカジノの黒幕ですか? 夫は自民党だけど…」と言い共産党後援会員になりました。「カジノ漬けの人が増えたら大変。署名をしたいと思っていた」という女性や用件を告げるとペンを持って迎えてくれた夫婦など、対話が弾み、ほとんどの人が署名しました。
菅政権への批判も次々。「自助、共助」重視の姿勢には「庶民の実態が分かっていない」の声。飲食店長は「書き入れ時の花見時期の収入は去年の1割以下。支援策を打ち切るようだけど、南区の店はバタバタいくよ」と憤りました。
同日夜の南区の支部長会議では、「軒並み訪問でもカジノ署名をしてくれる。支部会議で話したら、もっと訪問しようと盛りあがった」「菅さんがいいという人は少ない。国政の問題でも共感が広がる」という意見の一方、「自民党は共産党支持者にも入党を勧めている」という指摘も。
荒木市議は「フロンティア精神で初めて会う人と対話すれば、署名も党支持も広がる。相乗的にすすめたい」と話しています。
(しんぶん赤旗 2020/11/02より)