陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)へのオスプレイ暫定配備などの問題で17日、日本共産党の畑野君枝衆院議員、さいとう和子衆院南関東比例候補(千葉7区重複)、丸山慎一前千葉県議らが衆院第1議員会館で防衛省から聞きとりを行いました。
現在、同駐屯地には陸自オスプレイ2機が
配備され、今月6日、10日に試験飛行しまし
た。10日には、異常を示す「警告灯」が表示され訓練中止になりました。
防衛省の職員は。「10日の件は現在、点
検中」と述べ、I週間たった現在も原因が判明していませんでした。実機の飛行訓練ができないうえ、同駐屯地にはシミュレーターがなく、模擬訓練さえできない状態だと分かりました。
また、来年度、同駐屯地に整備格納庫2棟を増設(83億円)し、一度に整備できるオスプレイが陸自3機、米軍7機に拡大され、日米オスプレイの一大拠点化が判明。9月には習志野演習場で米軍機を使用した共同訓練が実施され、来年1月の「降下訓練始め」には、5年連続の米軍参加が明らかになりました。
参加者は「木更津駐屯地のオスプレイ整備拠点化と合わせて、日米一体での訓練が拡大されている」と批判。さいとう氏は「陸自オスプレイはとても飛ばせる状態ではない。配備は撤回しかない」と強調しました。
(しんぶん赤旗 2020/11/20より)