ICT 教員の裁量で
畑野氏「少人数学級今こそ」
2020年12月2日【政治総合】
畑野君枝議員は11月27日の衆院文部科学委員会で、デジタル教材の活用促進のため、公立小中学校の児童生徒に1人1台のパソコン端末を今年度中に配備する「GIGAスクール構想」など、文部科学省が進める学校教育のICT(情報通信技術)化について質問しました。
畑野氏は、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の建議が、ICT化による業務効率化で、教員増は必要ないかのような説明をしていると指摘し、ICT化で「今以上にきめ細かな指導が求められる。少人数学級が絶対必要だ」と強調。萩生田光一文部科学相は「(学校教育は)人がぬくもりをもって子どもたちに接することが大切。少人数学級実現を頑張りたい」と答えました。
また畑野氏は「デジタル教材の活用は、教員の裁量、専門性が基本にすえられるべきだ」と主張。萩生田文科相は「ご指摘のとおりだ」と述べました。
紙の教科書価格の適正化や、デジタル教科書の価格、教科書会社が自社のサーバーでクラウド配信する場合の費用負担について瀧本寛初等中等教育局長は「紙の教科書の原価に物価指数の変動等を加味し、改訂に努めている。デジタル教科書については有識者会議での議論の結論を踏まえ検討する」と述べました。
(しんぶん赤旗 2020/12/02より)