#学術会議介入に抗議します 神奈川・藤沢市 朝倉優子さ

#学術会議介入に抗議します
神奈川・藤沢市 朝倉優子さん

2020年12月6日【1面】

政府が人の心に○×つけた

 「居ても立っても居られない。街に立つ」―。神奈川県藤沢市のバレエピアニスト朝倉優子さん(56)は、10月1日付「しんぶん赤旗」のスクープで、菅義偉首相の日本学術会議任命拒否問題を知りました。「えー。とんでもないじゃん」と、同月3日から、ほぼ連日、藤沢駅南口で、仲間と抗議のスタンディングを続けています。始めてから50日を超えました。

“パワハラ”では

 朝倉さんは憤ります。「政府が誰かの心に〇×(まるばつ)をつけた。“俺に逆らうならこういう目に遭うぞ”という菅さんの“パワハラ”は許せない。萎縮ムードが広がって物言えぬ社会はまっぴら」

 スタンディングは平日の夕方5時から、土日は昼間に1時間。10月、始めた時は薄着でサンダル。今では陽が陰ると体の芯まで冷える寒さです。「街に出るスタイル(マネキンフラッシュモブなど)はやってきましたが、毎日立つのは初めて」と気合が入ります。

 「10月3日から反射的に街に出た。『ボードあります。手ぶらで身一つで立てますよ』とSNSでいったら仲間が集まってくれた」と喜ぶ朝倉さん。

 自由参加で多い時には10人を超えるときも。仕事帰りに立ち止まり拍手。飛び入り参加でスピーチする女性もいました。

 参加者は「心はどこまでも自由なんだよ!」「日本学術会議への人事介入に抗議します」「言論弾圧じゃんか!」「その人事意味不明つか違法」「勝手に決めるな」などのボードを掲げます。

市民の力信じて

 朝倉さんは、駅の利用者や観光客が行き交う中、ヘッドマイクと小型の拡声器で、言い含めるように40分近く訴えかけます。

 「菅さんが6人の学者を排除したことは法律違反であると同時に憲法の言論の自由、表現の自由、思想信条の自由、内心の自由を侵害するものです」

 「今は法の番人である内閣法制局の人事さえも握っているから全部、菅さんの思い通り。ブレーキのない車でとても怖い」

 「権利は誰もが同じように持っている。誰かの権利が奪われたなら、私の権利が奪われたことと同じ。自分のために街に出てきました」

 熱っぽい朝倉さんの話に、通りがかりに、こぶしを振り上げ「賛同」を表現する男性。大きな拍手で応える男性もいました。

 朝倉さんは「『黙っていない』という意思を見えるようにすることが大事。2カ月たってもまだ、藤沢で怒っている人たちがいる。スタンディングで社会はいっぺんには変わらないが、何もしないよりはずっとまし。バットを振ったらひょんなことからヒットがでるかも。市民の抵抗する力を信じています」ときっぱりと語ります。

(しんぶん赤旗 2020/12/06より)

 

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