ナラ枯れ被害 国は対応を
神奈川・箱根 はたの・さいとう氏と町長懇談
2020年12月28日【社会】
日本共産党の、はたの君枝衆院議員、さいとう和子衆院南関東比例候補(千葉7区重複)、山田和江箱根町議、山田正衆院神奈川17区候補らは25日、神奈川県箱根町役場で勝俣浩行町長らと、町内全域で被害が広がっている「ナラ枯れ」問題について懇談しました。
「ナラ枯れ」は、コナラやミズナラ、スダジイなどの樹木が、「カシノナガキクイムシ」(体長約5ミリ)が媒介する「ナラ菌」の作用で集団的に枯れる現象。箱根町では2017年に最初の被害が確認され、現在、ほぼ全山に被害がまん延しています。
町はナラ枯れ予防・駆除に関する助成制度を新設し、町内の建設・林業・造園会社25社をナラ枯れ処理業者として登録。対処を希望する町民に紹介し、作業に使うドリルや薬剤注入器などを貸し出し薬剤を支給します。
懇談で町長らは「景観劣化だけでなく、倒木や、土砂崩れにつながる危険性もある」と指摘し、国がナラ枯れに特化した事業を行うよう求めました。はたの氏らは「治山事業の観点からも国に対応を求めていきたい」と応えました。
はたの氏らは懇談後、町企画観光部観光課の担当者らと被害現場を視察しました。
(しんぶん赤旗 2020/12/28より)