横浜カジノ 住民投票ぜひ
市議会・条例提案 市民らアピール
2021年1月7日【政治総合】
横浜市が進める、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致の是非を問う住民投票実施を審議する横浜市議会臨時会が6日開会しました。IR誘致に反対する「カジノの是非を決める横浜市民の会」が約19万3000人分の署名を集めて提出した住民投票条例制定の直接請求を受けての臨時議会です。
林文子市長は「住民投票を実施することには意義を見いだしがたい」などの反対意見を付けて住民投票条例案を提出。各会派の代表7人が議案関連質疑を行いました。
議会の傍聴席はほぼ満席となり、横浜市役所の前では市民の会メンバーが「ヨコハマにカジノはいらない」と書かれたプラカードを持って並び、条例制定を求めてアピールしました。
報告集会も開かれ、市議会質疑に立った日本共産党の、みわ智恵美、立憲・国民フォーラムの荻原隆宏両市議、市民の会運営委員長の岡田尚弁護士らが、市民の声に背を向ける林市長の姿勢を批判し、条例制定に力を尽くす決意を語りました。
臨時議会は8日までの3日間。7日に政策・総務・財政委員会を開き、市民の会の代表者ら3人が意見陳述した上で審議・採決。8日の本会議で議決します。
(しんぶん赤旗 2021/01/07より)