カジノ投票条例案 本会議否決 横浜市民 自公に抗議

カジノ投票条例案 本会議否決
横浜市民 自公に抗議

2021年1月9日【社会】

 横浜市議会臨時会は8日の本会議で、横浜市(林文子市長)が進めるカジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致の是非を問う住民投票条例制定案を、自民・公明の反対多数で否決しました。自公以外の日本共産党(9人)と立憲・無所属フォーラム(20人)、無所属議員(5人)全員が賛成しました。

 同条例案は、IR誘致に反対する「カジノの是非を決める横浜市民の会」が19万3193人分の署名を集めて住民投票条例制定を直接請求し、林文子市長が反対意見を付けて臨時議会に提出していました。

 採決に先立ち、共産党の古谷靖彦市議は、林市長が条例案に「住民投票実施には意義を見出しがたい」などの反対意見をつけたことについて、「市民に対しても議会に対しても不誠実だ」と批判。その上で横浜市政史上初となる市民の直接請求による住民投票を実施するよう、条例案の可決を呼びかけました。

 住民投票条例制定の直接請求をした「カジノの是非を決める横浜市民の会」は、「条例案に反対した自民・公明と林市長の姿勢は、市民の声に背を向け、民主主義と住民自治を押しつぶした」と抗議の声明を発表しました。

(しんぶん赤旗 2021/01/09より)

 

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