神奈川県甕罰―回一定例会は25日、2021年度一般会計当初予算案など59議案を可決し、閉会しました。日本共産党は一般会計予算案などを含む17議案に反対。石田和子県議が討論に立ちました。
21年度予算について石田氏は、新型コロナウイルス対策や、子育て、教育・学校整備、防災対策への予算計上を評価したうえで、県がカジノ誘致、村岡新駅建設などを後押ししている姿勢を批判。リニア中央新幹線建設、東海道新幹線新駅設置など、住民の要望とかけ離れた事業や大規模開発を見直し、小児・重度障害者医療門助成制度の拡充、特別支援学校の増設、教員の増員、中学校給食の助成制度、国民健康保険料の引き下げなど、県民が望む優先度の高い施策に予算を振り向けるよう求めました。
同日、大規模なPCR検査、変異株が検出可能な精度の高いPCR検査導入への支援などを盛り込んだ「新型コロナウイルス感染症の検査体制整備に向けた支援拡充を求める意見・W」を全会一致で可決しました。これは、日本共産党が2月25日に提出した同趣旨の意見髪の対案として、自民党が提出したものです。
(しんぶん赤旗 2021/04/02より)