神奈川県平和委員会はH日、大和市内で、米海軍厚木基地(大和、綾瀬両市)で2月5日から始まった化学・生物・放射性物質・核(CBRN)訓練の学習会を開催しました。
県平和委員会の菅沼幹夫事務局次長は、CBRN部隊は核兵器禁止条約や国際法に違反する軍事作戦を前提とした実行部隊だと非難。「核による脅しは核拡散の連鎖を生む」とし、核兵器禁止条約批准を日本政府に求める運動を強め、軍事同盟の強化ではない非核・平和の国際的な共同体を目指すべきだと訴えました。
大和市平和委員会の宮応勝幸会長は、3月の日米外交・軍事担当閣僚会合(2プラス2)で台湾など米甲軍事的対立における日本の軍事的関与などの合意がなされ、今月16日の日米首脳会談でも中国への軍事的対応が浮上していることを紹介。安保法制の下での日米の軍事一体化の懸念を述べたうえで、「憲法をもとにした平和外交こそがもっとも力強い」と強調し、安保法制廃止と立憲主義を回復するたたかいの決意をあらたにしました。
(しんぶん赤旗 2021/04/14より)