横浜 「カジノへ市長は強引」
誘致推進の予算停止を 市民団体が署名宣伝
2021年4月30日【地方総合】
横浜市(林文子市長)が進めるカジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致に反対する「カジノ誘致反対横浜連絡会」が27日、同市中区のJR桜木町駅前広場で、2021年度市一般予算の、カジノ誘致推進の予算執行停止を求める署名宣伝を行いました。
市民からは「カジノよりコロナ対策を」と誘致中止を求める声が高まっていますが、林市長は「コロナ後の経済発展にカジノ事業は重要だ」と主張。4月初旬には市内の企業に、IR誘致のリスクを隠し、根拠に乏しいメリットだけを前面に押し出した「横浜イノベーションIR広報冊子」を配布するなど、誘致に固執しています。
連絡会の人たちは「IR誘致を許してしまえば35年間も横浜に賭博場が存在し続けることになる」「8月の市長選でカジノ反対の市長を実現しよう」と呼びかけました。
同市中区の磯谷利明さん(47)は「林市長の強引さは目に余る」、港南区の30代の女性は「治安悪化などのリスクは経済効果で回収できるものではない」と署名しました。
(しんぶん赤旗 2021/04/30より)