人も お金も足りない ワクチン接種 現状聞き取り
共産党横浜市議団と はたの衆院議員
2021年5月2日【政治総合】
日本共産党横浜市議団は4月30日、新型コロナワクチンの高齢者個別接種会場として準備を進めている汐田(うしおだ)総合病院(鶴見区)を視察し、ワクチン接種の現状や課題を聞きました。宮澤由美病院長ら5人が対応。はたの君枝衆院議員も参加しました。
宮澤病院長は、同院でのワクチンの個別接種は6月から開始予定で、1日60人、1週間で420人程度が接種できるよう準備を進めていると説明。
3月から始まった医療従事者へのワクチン接種について「1回目分のワクチンは最初希望数の3分の1しか届かず、3度に分けて届いた。院内の接種スケジュールを組み直すなど大変な負荷がかかった」「職員への接種終了は5月末を見込んでいるが、2回目分はまだ届いておらず、予定は不透明だ」と話しました。
宮澤病院長は、接種会場に来られない患者への往診や、ワクチン注射後の副反応の監視などの対応で十分な体制がとれない懸念を指摘。「院内感染防止、職員のヘルスケア、通常医療との両立など、多くの課題に取り組むには人員もお金も足りない。地域医療を守るためにも補助金を増やしてほしい」と訴えました。
(しんぶん赤旗 2021/05/02より)