緊急事態宣言の延長にあたり、東京都が条件付きでイベント開催を可としながら映画館などへ休業要請を継続していることについて萩生田光一文科相は191日の衆院文部科学委員会で、「科学的根拠ではない」「何らかの支援をしていかなければならない」と答えました。日本共産党の畑野君枝議員への答弁。
畑野氏は、文化芸術に携わる有志でつくる 「WeNeedCulture」政党や省庁に「科学的根拠のない休業要請や時短要
請、客席減の要請などの働きかけをしないで
ほしい」ことなどを求めた要詰項目を示し。
「映画館は、感染防止の努力をしてクラスターも出ていない。休業要請をするなら科学的な根拠を」と追及しました。
萩生田文科相は3度目となる今回の緊急事態宣言について、「科学的根拠ではなく、人流を抑えるという東京都と話しあいのなかで協力をした」と発言。宣言延長に際し、条件付きで演劇など他の文化活動を認めながら映画館の営業を認めないというのは、「私も説明しろと言われてもできない」と明言し、「何らかの支援をしていかなければならない」と答えました。
畑野氏は、科学的な根拠がないとの答弁を受け、「十分な支援をしっかりやっていただきたい」と重ねて求めました。
(しんぶん赤旗 2021/05/14より)