横浜市長選 カジノ誘致断固阻止の山中さんを市長に
横浜市長選(22日投票)は8日告示されます。市民と野党が力を合わせて支援する元横浜市立医学部教授の山中竹春さん(48)=無所属(立憲民主党推薦、日本共産党・社民党・緑の党支援)は、「子育てしやすい横浜、お年寄りが暮らしやすい横浜、勤労世帯が働きやすい横浜をつくりたい」と訴えています。
市長選には山中氏のほか、現職の林文子氏、菅義偉首相が支援する自民党の元衆議院議員の小此木八郎氏(56)、元維新の会参議院議員の松沢成文氏などが立候補します。
最大の争点の一つはカジノIR誘致への対応です。
現市長は前回市長選でカジノIR誘致「白紙」を掲げて当選しましたが、その後、一転して誘致する方針を表明。今度の選挙戦でも、「何としてもIRを実現したい」と述べています。山中氏は、カジノ誘致は即刻撤回、断固阻止の立場です。「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」代表世話人の岡田尚弁護士と「市政運営と政策の基本に関する協定書」を締結しています。協定書は「カジノIR推進市政をチェンジ」「市民の声に耳を傾けない市政をチェンジ」「自助努力と国・県後追いの新型コロナ対策をチェンジ」するなどを掲げています。街頭でも、カジノ誘致は「もうやめましょう」と呼びかけています。
山中氏は「いつでもどこでもXPCR検査」「コロナ患者受入れ医療機関への経営支援」「待機児童の解消、保育士の待遇改善▽中学校給食は全員喫食にし、給食費負担軽減」「中学卒業まで所得制限なく医療費を補助」なども公約しています。
共産党県委員会は、政策的な一致があることなどから支援を決定。山中市長の誕生のために全力をあげて奮闘しています。
(新かながわ 2021年8月8日号)