神奈川県海老名市の水田に3日、米海軍厚木基地(綾瀬市、大和市)から飛び立ったとされる米車のヘリコプターが不時着した問題で、日本共産党神奈川県委員会と県議団、海老名・綾瀬・座間・大和の各市の議員団は6日、木原稔防衛相に宛て、再発防止対策を米軍・米国に求めるよう要請しました。
はたの君枝衆院南関東比例候補、浅賀由香党県副委員長、大山奈々子・木佐木忠晶両県議鈴木さよ子・松本正幸両海老名市議、堀口番奈大和市議が南関東防衛局(横浜市中区)で担当者に要請書を提出しました。
要請内容は◆安全対策の徹底◆再発防止策と同型機の安全か確認できるまでの飛行停止◆被害への補償と謝罪◆厚木基地の即時返還-を来車・米国に求めることです。
鈴木氏は、現場の水田のほかに近隣のブルーベリー農園も、規制線か張られたために営業に支障があったと指摘。松本氏は、現場付近には民家や小学校などがあるとして、「一歩間違えば大惨事になっていた可能性があり、市民の不安は大きい」と強調しました。
不時着に至った経緯や飛行ルートを問われた担当者は、「詳細はわからない」「米軍の運用に関わることなので答えられない」と回答。「飛行停止を求めたのか」「謝罪を求めないのか」との質問にも担当者は明言を避けました。
(2024年8月7日「しんぶん赤旗」)
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