神奈川労連は31日、県の最低賃金の時給1500円以上への引き上げと、全国一律最低賃金制を求め、県庁で記者会見しました。
厚生労働省の中央最低賃金審議会が最賃引き上げの目安を示さないなかで、同日、神奈川地方最低賃金審議会が始まりました。
労連の柏木哲哉副議長は「神奈川県の今の最賃1011円ではまともな暮らしはできない」「最賃が地域ごとに違うことで、労働者が都市部に流出し、地域経済の疲弊につながる」と指摘。また、「エッセンシャルワーカーはコロナ禍の中、過酷な働き方をしているにもかかわらず最賃に張り付いた賃金。今こそ労働者の命と暮らしを守るため、最賃引き上げが必要だ」と強調しました。
労連は3日、横浜市のJR桜木町駅前で「8・3神奈川最賃デー」宣伝行動を行う予
定です。
また、柏木氏が「ユーチューバー『ローレン・哲』」となって、最賃引き上げの世論喚起のため動画配信も行っています。
(しんぶん赤旗 2020/8/1より)