市民にカジノ是非問え 横浜 署名開始へ800人声上げる

市民にカジノ是非問え
横浜 署名開始へ800人声上げる

2020年8月23日【1面】

 「みんなの力で50万人分を集めよう」―。横浜市中区の山下公園で22日、カジノの是非を問う住民投票条例制定をめざす集会(カジノの是非を決める横浜市民の会主催)が開かれ、9月4日開始の条例制定を求める署名集め成功に向けて800人が声を上げました。

 同市は、公園の先にある山下ふ頭(同区、47ヘクタール)にカジノを中核とする統合型リゾート(IR)を誘致し、2020年代後半に開業しようとしています。

 共同代表の小林節氏(慶応義塾大学名誉教授)は、市の重大な問題を市民の意思を問わず決める林文子市長を批判。カジノ推進の自民党と公明党に対抗するため、可能な限り署名を集めようと提起しました。

 日本共産党、立憲民主党、社民党、神奈川ネットワーク運動、新社会党、緑の党の各代表者が登壇。はたの君枝衆院議員(共産)は、国会議員逮捕などで国も市も追い込まれていると強調し「市民の力で『やめる』と言わせよう」と訴え、阿部知子衆院議員(立民)は「横浜にカジノは合いません。『カジノ誘致の是非を主権者に聞け』と、署名に力を合わせたい」と訴えました。

 市民連合横浜の廣井丈二さんは「民主主義を体現するために署名を成功させましょう」と呼びかけました。

 ツイッターの告知を見て参加した女性(45)=港北区=は「人ごとじゃないと、ママ友にも声を掛けています。林市長には、企業ではなく市民の声を聞いてほしい」と語りました。

(しんぶん赤旗 2020/8/23より)

 

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