横須賀基地 米軍、日本人警備員に催涙スプレー噴射訓練
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はたの氏らが防衛省ただす
2020年8月27日【政治総合】
米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)で同基地の日本人警備員の顔面に催涙スプレーを噴射する訓練が行われた問題について26日、日本共産党の、はたの君枝衆院議員、さいとう和子衆院南関東比例候補、井坂新哉神奈川県議団長、大村洋子横須賀市議が防衛省に聞き取りしました。
同基地では15年ほど前から催涙スプレーを用いた訓練が始まり、2005年には、顔面に催涙スプレーをかけられた警備員が過呼吸となり、救急搬送される事態が発生しています。日本人警備員が加盟する全駐留軍労働組合(全駐労)が、雇用主である防衛省を通じて米軍に訓練内容の見直しを求めてきましたが、今年7月、訓練が強行されました。
はたの氏らは、日本人警備員の業務・訓練・研修内容、訓練に対する防衛省の見解や米軍の対応などについてただしました。
応対した防衛省の担当者は「訓練の内容については米軍の運用に関するものなので回答を差し控えたい」「再発防止の申し入れは口頭で行った」「米軍側の具体的な対応は確認していない」などと回答しました。
井坂氏は「防衛省は米軍に対してしっかりと歯止めをかける役割を果たすべきだ」と強調しました。
(しんぶん赤旗 2020/8/27より)