神奈川県議会第3回定例会で16日、日本共産党の上野たつや県議が一般質問を行いまし
た。
上野氏は横浜市のカジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致について、住民投票や市長リコールなどの直接請求運動が起こっていることを挙げ。
「横浜市長が市民の意見を代表しているとは到底思えない」と指摘。「住民意見が反映されないまま進められてきたカジノ誘致はやめるべきだ」「住民意見を尊重するよう、県から市に求めていくべきだ」と主張しました。
上野氏はアスベスト対策について、「『レベル3石綿含有建材』が大気汚染防止法の規制対象となったことは前進だが、まだ不十分」と述べ、県は国よりも厳しい規制をする必要があると迫りました。黒岩祐治知事は、飛散性の高いレベル1・2の建材については国よりも規制を強化するとしましたが、レベル3建材については国の規制と同じとすると答弁しました。
上野氏は、相模原市緑区長竹の約21訟の土地に約60万立方μの土砂を盛り土し農場を造る「津久井農場計画」について、住民から土砂崩れへの不安が出されていることを紹介。過去には県の許可のもと埋め立てした箇所で土砂崩れが起きたことを指摘し、林地開発許可基準を国よりも厳しい基準に変更するよう求めました。
(しんぶん赤旗 2020/9/22より)