米軍ミサイル部隊司令部いらない 相模原 相模総合補給廠 住民ら抗議行動

米軍ミサイル部隊司令部いらない
相模原 相模総合補給廠 住民ら抗議行動

2020年10月18日【地方特集】

 相模原市中央区の米陸軍相模総合補給廠(しょう)に米軍防空ミサイル部隊司令部の駐留が強行されてから2年を迎えた16日、司令部退去と同補給廠の即時・全面返還を求める抗議行動が取り組まれました。主催は「キャンプ座間周辺市民連絡会」。日本共産党の沼上とくみつ衆院南関東比例候補、相模原市議団も参加しました。

 同連絡会の菅沼幹夫代表委員は、緊急事態になれば数千人規模の部隊を指揮できる能力をもっていることを司令官が公言しているとし、「有事になればここが最初に攻撃される。抑止力でなく、リスクを引き付ける磁石だ」と司令部の危険性を強調。「ミサイルで平和は守れない、という住民の声を司令官に届けましょう」と呼びかけました。

 同連絡会と相模原市と座間市の両平和委員会は、申し入れ書を司令部司令官宛てに渡そうとしましたが、昨年までと違い基地警備担当者が受け取りを拒否。交渉を続けた結果、2時間半後に「上司の指示があった」と受け取りました。

 連絡会事務局の羽生田学相模原市議(共産党)は「事前に相模原市の基地対策課から米軍の担当部署に連絡してもらい、受け取るという返事がありました。警備の部署に拒否する権限などないはず。悪い前例をつくらず、受け取らせた意義は大きい」と話します。

(しんぶん赤旗 2020/10/18より)

 

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