横浜市はカジノ誘致中止を
野党6党代表と市民の会要請
2020年10月22日【社会】
「カジノの是非を決める横浜市民の会」(共同代表=藤田みちる、小林節の各氏)と野党6党の代表は21日、横浜市役所で、林文子横浜市長にあて公開質問状を提出し、横浜へのカジノを中核とした統合型リゾート(IR)誘致を直ちに中止するよう求めました。政府が、自治体からのIR誘致計画の申請を受けつける時期を延期したことに伴う行動です。
はたの君枝衆院議員(共産党)、阿部知子衆院議員(立民)のほか、社民党、神奈川ネットワーク運動、緑の党、新社会党の代表者が参加し、平原敏英副市長が応対しました。
参加者は、同会が取り組みを進める「カジノの是非を問う住民投票条例制定を求める直接請求署名」が法定数を超え、20日時点で10万6742人分に達したことを報告。「林市長は住民投票を実施して市民の意思を問う考えはないか」などと問いました。
平原副市長は「市長は住民投票が実施されれば結果を尊重するとしている。一方でIRを推進する上で必要な手続きはIR整備法で決められている。住民投票をどう扱うか議論をしていきたい」と述べました。
はたの氏は、林市長は「カジノは白紙」としていた公約違反を反省して、市民の声を聞き、IR誘致をやめるべきだと強調しました。
(しんぶん赤旗 2020/10/22より)