困窮学生 支援拡充を 畑野議員が学費半額など要求

困窮学生 支援拡充を
畑野議員が学費半額など要求

2020年11月17日【政治総合】

衆院文科委

 日本共産党の畑野君枝議員は13日の衆院文部科学委員会で、新型コロナ危機でアルバイトを失い、深刻な生活困窮状態に陥っている学生への支援拡充を求めました。

 畑野氏は、日本民主青年同盟をはじめ、自治体やNPOなどによる無料の食料支援の取り組みに、のべ1万人を超える学生が参加していると紹介。後期の学費納付が迫る中、学費の支払いが前期以上に困難になっている状況を訴え、全学生を対象とする授業料半額免除に踏み込むべきだと求めました。

 文部科学省の伯井美徳高等教育局長は「修学支援新制度など既存の制度で対応する。中退状況など予断を許さないため、引き続き状況を把握していく」と述べました。

 困窮学生に現金給付を行う「学生支援緊急給付金」は、9月末に終了し、来年度は予算要求もされていません。畑野氏は「予備費を活用して給付金を継続し、支給要件緩和で支援を必要とする全学生に行き渡るようにすべきだ」と求めました。

 伯井局長は「給付金は42万人に給付した。今後、学生の状況を注視したい」と答弁。畑野氏は、全国大学生協連の調査で、困窮状態にもかかわらず国の支援策を受けていない学生が大勢残されているという結果も示し、重ねて学費半減と支援拡充を求めました。

(しんぶん赤旗 2020/11/17より)

 

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