支部が結びつきを生かして若い世代の党員を迎え、世代的継承をどうすすめるかI。経験を豊かに交流し、幹部会決定の実践をさらにすすめようと、「『支部が主役』
の大道のなかでの世代的継承」オンライン経験交流会が19日、党本部と各地を結んでおこなわれました。全国からi人の支部長や議員、機関役員が参加。山下芳生副委員長・党建設委員会責任者の司会・進行で語り合いまし
た。参加者の発言に真剣に聞き入った山下副委員長は、一つひとつの発言に「支部の姿が生きいきと伝わってきました」「世代的継承へ、支部全体であきらめず頑張ることが大事ですね」など、発言から学んだことを交えながら進行しました。
交流会の冒頭、山下芳生副委員長が交流会に参加した5人を紹介しました。山下氏は、党大会第二決議が党の世代的継承を「緊急で死活的な課題」と位置づけ、党創立100周年までに「青年・学生と労働者、30代~50代など、日本社会の現在とこれからを担う世代」の党勢倍加と、党と民青の共同の事業として民青同盟員の倍加をやりとげることを決めたと振り返りました。
そのうえで、幹部会決定が「支部が主役」の大道のなかで「世代的継承」を意識的に追求することを提起したと語り、「いかにして党の世代的継承をやりとげるか。全国の党組織の切実な課題です。ヒントになるような交流会にしたい」とのべました。
職場で系統的に粘り強く働きかけて
明石地区委員長は、横浜中央地区で第28回党大会以降23人の党員を迎え、50代以下が12人、そのなかで労働者が5人、うち職場支部で3人、地域支部で2人が入党したと紹介しました。
ある職場支部では、現役の党員と退職した党員が平和運動を続けています。支部では、この活動に積極的に参加していた労働者に系統的に入党を働きかけてきました。この労働者が居住地で「赤旗」を購読し、地域支部と家族に信頼関係が生まれました。2年間のとりくみのなかで、家族の理解も得て、8月に労働者を党に迎えました。
別の職場支部では40代の労働者を対象に、5年前から後援会のとりくみに誘うなか、1年前に日刊紙の読者になりました。毎月、地区委員会に購読料を支払いにくるこの労
働者に、DVDを見てもらうなど系統的に働きかけ、9月末に党に迎えました。
職場でつながりをつくり系統的に入党を働きかけ、党に迎えた経験を通じ、「一度断られても諦めないことが大切」「入党の働きかけに失敗はない」と確信になったとのべました。
(しんぶん赤旗 2020/11/21より)