日本共産党神奈川県議団と党県委員会は11月30日、黒岩祐治知事にあて、新型コロナウイルス感染拡大「第3波」対策(第9次)を申し入れました。
神奈川県では27日に感染者が累計で1万1886人、重症者は64人になりました。県は重症者のベッド使用率を32%と発表していますが、すぐに使える即応病床で計算すると70%に達しています。
申し入れは▽医療機関、高齢者施設、保育園などで発熱などの症状や陽性が判明した段階で患者、利用者、従事する職員にPCR検査を実施▽クラスター発生地域の医療機関、高齢者施設などの勤務者、入院・入所者、学校等の職員を対象に一斉、定期的な検査実施▽医療機関への財政支援強化、全病院・診療所に減収補填(ほてん)。無症状・軽症者の宿泊療養施設確保▽保健所で感染追跡を行う保健師・看護師、看護助手などを確保-することなどを求めています。
応対した担当者は、「障害者施設から一斉検査を始め、医療機関・高齢者施設などへ広げていきたい」と応じました。
(しんぶん赤旗 2020/12/02より)