60歳 十数年ぶり活動復帰
川崎市のある地域支部の努力
2020年12月10日【党活動】
会議は温かい空気に包まれて
川崎市のある地域支部で8日、支部員のひとりが十数年ぶりに活動に復帰し、この日の支部会議は温かく歓迎の空気に包まれました。
復帰した支部員Aさん(60)は、運転手として長く働いていました。仕事が不規則なこともあり、支部会議に参加できていなかったAさんは11月、支部から活動復帰の働きかけを受けました。「活動が嫌になったわけじゃない。秋に定年退職となったから、支部会議にも参加できる」と、Aさんは活動復帰を決めました。8日の支部会議では、互いに自己紹介をして、家庭や仕事の状況を交流しました。
支部は、長期間、支部会議に参加できていない人が全体の4割となっています。支部長は、毎週開く支部会議の報告の手紙を全員に届けて、支部会議への参加を呼びかけてきました。しかし、なかなか参加に結びつきませんでした。
11月、コロナ禍の今こそ結びつきを強めようと、支部長は活動の見直しを支部に提起しました。支部会議に参加できないでいる一人ひとりに援助担当者を決め、まずは訪問して状況を聞きながら、すぐの支部会議参加は無理でも、ビラ折り、ビラ配布、支持拡大など条件に応じた活動参加をお願いしてみようと決めました。
その中でAさんの状況もわかりました。また「赤旗」日曜版を購読していた別の支部員は、「いつも手紙をありがとうございます。日曜版もいいけれど、日刊紙も読みたいです」と語り、本人負担に加えて地区と支部が補助し、日刊紙を購読することになりました。
支部会議に参加できない人は女性が多いことをふまえ、気軽に話せる茶話会のような会合を持つことも決めています。
支部は、「『支部が主役』の大道のなかでの世代的継承」オンライン経験交流会の記事(11月21日付)を参考に、世代的継承の活動を進めています。若い世代との接点を強めるために、民青の力も借りて、来年1月23日に20代から50代を対象にした交流会を開くことを決め、40代の支部員が世話人となり準備を始めています。
支部は総選挙勝利へ、得票目標、支持拡大目標を決めました。電話での対話を始めた人もいます。今月は「赤旗」日刊紙1人、日曜版3人の読者を増やしています。20日からハンドマイク宣伝も始めます。
(しんぶん赤旗 2020/12/10より)