コロナ禍 学校に弁当持っていけず
フードバンクかながわ 畑野・君嶋氏に実態説明
2020年12月26日【政治総合】
米を届けても炊飯器なし
日本共産党の畑野君枝衆院議員は23日、コロナ禍で県内各地に食料を届けて活動している「フードバンクかながわ」(横浜市金沢区)を訪れ要望を聞きました。君嶋ちか子県議も同席しました。
応対した藤田誠事務局長は最近の特徴として「貧困が見えにくい。子どもをいじめなどから守るために世帯の支出の優先は服装、スマホ、食品の順。中学校給食がない横浜市でお弁当を持っていけない子もいる」「一人親や高齢者の世帯に貧困が多い。米を届けてもガスや電気が止められていたり炊飯器が無い家もあり、生活支援も必要」と強調しました。
「フードバンクかながわ」は生協や労組などが2018年に設立して以来、全国のフードバンクで唯一、公益法人として活動。企業や労組など164団体の賛助会員と200人を超す個人会員からの会費や寄付、食品寄贈合意書を締結するなどした135団体の協力で運営しています。食品ロス削減に取り組みながら生協の倉庫や物流ルートを活用し、地域のフードバンクや学生ボランティアが仕分け作業を分担し、行政・社協関係や子ども食堂などに食品を届けています。
(しんぶん赤旗 2020/12/26より)