カジノ投票条例案 委員会否決
横浜市民「あきらめぬ」
2021年1月8日【社会】
きょう本会議
横浜市議会臨時会の政策・総務・財政委員会で7日、横浜市(林文子市長)が進める、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致の是非を問う住民投票条例案が、自民党4人、公明党2人が反対し、賛成少数で否決されました。条例案は8日の本会議で採決されます。
住民投票条例制定の直接請求をした「カジノの是非を決める横浜市民の会」の代表者ら3人が「横浜市民はIRの是非を選挙で問われたことがない。住民投票を実施し市民の意思を聞くべきだ」「コロナ禍で3密、不要不急のカジノを推進することは理解できない。山下ふ頭再開発のリセットを要望する」などと意見陳述しました。
採決に先立ち、共産党の荒木由美子市議は、林市長が住民投票条例に反対していることについて「市民の思いをおとしめるものだ」と抗議しました。
立憲・国民フォーラムの藤崎浩太郎市議は「住民投票を行って市民の賛否の声を聞くのが私たちの務めである」と述べました。
議会閉会後の集会で「市民の会」の藤田みちる共同代表は「署名数19万3193人の後ろにはもっと多くの方々の思いがある。あきらめずに、市民の意思を示していきましょう」と話しました。
(しんぶん赤旗 2021/01/08より)