川崎市の「JFEスチール京浜の高炉休止に反対し職場を守る会」は16日、JR川崎駅前で宣伝しました。
JFEホールディングスは昨年3月、同グループの東日本製鉄所京浜地区(川崎市)の高炉1基を2023年度に休止すると発表。4000人以上の職場が奪われ、家族を含めると1万人に及ぶ人たちが影響を受けます。
守る会の藤田重則事務局次長は「JFEは岡山県、広島県への遠隔地転勤などで雇用を継続するというが、転勤に応じられない人には首切りと同じだ」「関連・下請けで働く人たちに対する雇用の保障はない」と訴え。転勤について会社と面談した労働者からの「もう辞める」「どうすればいいかわからない」など不安の声をを紹介し、「地域からJFEや市に『雇用と地域経済を守れ』の声を届けてください」と呼びかけました。
ビラを受け取った川崎区の会社経営者の男性(51)は「県外に転職すると言っている知り合いがたくさんいる。なんとかしなければ地元が弱っていく。JFEに電話する」と話しました。
日本共産党の、はたの君枝衆院議員、君嶋ちか子県議、片柳進市議も訴えました。
(しんぶん赤旗 2021/05/19より)