2024年10月28日
日本共産党神奈川県委員会 委員長 藤原正明
同 神奈川県後援会 代表委員 岡村共栄
10月27日投開票でたたかわれた衆院選で、日本共産党は比例で7議席、沖縄1区で赤嶺政賢衆議院議員の議席を確保し、合わせて8議席を獲得しました。比例南関東ブロックでは、志位和夫議長の1議席を確保したものの、奪還をめざしたはたの君枝候補・さいとう和子候補の議席には届かず、大変悔しく、残念な結果となりました。昼夜分かたず奮闘された後援会のみなさん、党員のみなさんに心から感謝を申し上げるとともに、目標とした議席に届かなかったことをお詫びいたします。
今回の衆院選では、裏金問題や経済無策、憲法破壊の大軍拡など、自民党政治への国民の批判が噴出し、15年ぶりに自民・公明の議席が過半数割れとなりました。自民党は総裁選で「表紙」を変え、この選挙戦を乗り切ろうとしましたが、日本共産党と「しんぶん赤旗」が裏金問題をとことん追及し、さらに非公認議員への2000万円支給のスクープなど、自公政権を徹底的に追い詰める役割を果たしました。日頃より「しんぶん赤旗」をお読みいただき、配達や集金など支えて下さる皆さんがいたからこそ、この役割を果たすことができたものです。また、今回は前回の3倍にあたる15人の小選挙区候補が、それぞれの選挙区で元気に訴え、奮闘されたことも、情勢を大きく変える力になりました。
「いまの政治を変えるために、できることで協力したい」と、各地で選挙ボランティアの参加が次々と広がったことも特徴的でした。証紙貼りやポスティング、候補者カーのアナウンスや市民弁士など、「選挙活動は初めて」という方が一生懸命にがんばる姿に胸が熱くなりました。勝利をめざしてともに汗を流し、新たなつながりができたことは、今後につながる希望です。
同時に、日本共産党や「しんぶん赤旗」の値打ちが輝き、期待が寄せられていたにもかかわらず、議席に結びつけることができなかった原因はどこにあるのか。党内外のみなさんのご意見を伺いながら、党づくりや党の世代的継承などの課題とともに、さまざまな角度から教訓を引き出していかなければならないと考えています。
今後、ただちに公約の実現をめざしてとりくむとともに、来年ひかえる参議院選挙や中間地方選挙をめざして全力をあげる決意です。